ベスト・イノベーション
- 作品名
- 聞き間違えない国語辞典
- 広告主名
- パナソニック株式会社
- 商品/サービス名
- -
- 広告会社名
- 株式会社博報堂
- 制作会社
- 株式会社エイド・ディーシーシー / 株式会社クリエイターズグループMAC / 株式会社AOI Pro. / 株式会社マテリアル
- STAFF
- Executive Creative Director:金野 裕(パナソニック)
Executive Creative Director:石井 寛(博報堂)
Creative Director:正木 達也(パナソニック)
Creative Director:三浦 竜郎(博報堂)
Planner:上條 圭太郎(博報堂)
Art Director:小山 秀一郎(博報堂)
Copywriter:安慶田 隼(博報堂)
Planner:青沼 克哉(博報堂)
Planner:石橋 友也(博報堂)
Designer:小野寺 祥平(フリーランス)
Planner:村石 健太郎(フリーランス)
Account Director:藤岡 俊(博報堂)
Account Executive:豊永 厚暢(博報堂)
- APPLICATION
- Producer:松本 晃次郎(AID-DCC)
Engineer:芦川 能純(AID-DCC)
Developer:鍛治屋敷 圭昭(AID-DCC)
System Engineer:五嶋 伸敏(AID-DCC)
Motion Designer:井谷 円香(AID-DCC)
Sound Advisor:松尾 謙二郎(Invisible Designs Lab.)
- FONT DESIGN
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Designer:中谷 武志(クリエイターズグループ MAC)
Designer:島田 忠信(クリエイターズグループ MAC)
Designer:大村 和郎(K-omura Creative Studio)
Designer:相田 浩子 - MOVIE
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Producer:久松 真菜(AOI Pro.)
Production Manager:宮崎 彩代(AOI Pro.)
Production Assistant Manager:松重 涼子(AOI Pro.)
Director:黒柳 勝喜(AOI Pro.)
Cameraman: 熊本 崇希(フリーランス)
Editor:原田 武明(フリーランス)
Editor:川田 勝一(フリーランス)
Editor:甲斐 隼人(スタッド)
Music Producer:内山 雄介(otoco)
- PR
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PR Director:青﨑 曹(マテリアル)
PR Director:西野 夕季子(マテリアル)
PR Promoter:岩本 彩貴(マテリアル)
PR Promoter:星野 友梨(マテリアル)
概要
Mission
聞く人ではなく話す人の意識を変えることで、高齢化社会における聞こえの問題を解決する。
Execution
聞く人に優しい話し方を提案するため、モバイル辞典を開発。独自開発の人工知能で特定した約150万もの聞き間違えやすい言葉と、それを避ける話し方を収録した。
Results
多くのメディアに取り上げられ、SNS上でも話題に。興味を持った航空会社や介護施設、観光名所に対して、辞典をもとにセミナーを実施。
逆転発想と人工知能が織り成す国語辞典で
高齢化社会の「言葉のバリアフリー」を実現する。
現在、世界に先駆けて高齢化が進む日本では、4人に1人が65歳以上と言われている。
その半数(※1)は、日常的に使う言葉の約42%(※2)が正しく聞こえていないというデータがある。
しかもこの問題は、補聴器でも補いきれないことも。
そこで、難聴者を補聴器でサポートしてきたパナソニックは、この問題に対して、聞く人ではなく話す人にアプローチを試みた。
「聞く人に優しい話し方」を始めてもらうため、モバイル辞典『聞き間違えない国語辞典』を開発。
三省堂「スーパー大辞林3.0」収録語の組み合わせ約312億通りから、独自開発の人工知能で検出した約150万もの聞き間違えやすい言葉と、それを避ける話し方を収録した。
聞き間違えやすい言葉は、独自に開発した「聞き間違えが見えるフォント」で表現。当事者にしかわからなかった聞こえの問題を、誰もが視覚的にわかる問題へと変えた。
3月3日、「耳の日」にキャンペーンを開始。中吊りなら駅名など、場所や媒体に合わせた聞き間違えを広告にし、聞こえの問題を啓発した。
『聞き間違えない国語辞典』は、TV、ラジオ、Webなど多くのメディアに取り上げられ、SNS上でも話題に。
また、興味を持ってくれた航空会社や介護施設、観光名所では、この辞典をもとにセミナーを実施。
聞く人に優しい話し方を社会に広げ、話す人の意識を変えた。
※1 一般社団法人日本補聴器工業会の実施調査「JapanTrak2012」の結果を基にパナソニック補聴器(株)で算出
※2 三省堂「スーパー大辞林3.0」の総項目数のうち約25万語から、独自開発の人工知能で抽出した聞き間違えやすい言葉の組み合せの数